晩秋から初冬にかけて早朝に見られる沼田(ぬた)川、三原湾の霧です。
川から流れ込んだ冷たい空気が瀬戸内の暖かい海水と触れ合うことで蒸気霧が発生します。
霧の発生頻度は、山間部の朝霧に比べるとあまり高くありません。 濃い霧に巡り合うためには何度も出かける必要があります。
昔は、ここで写真を撮る人はそれほど多くなかったのですが、マスコミで紹介されたり、写真コンテストが開催されたりして、カメラマンが増えて、定番の登山道路のカーブなどは深夜から三脚が並ぶようになりました。
 
下の写真は、沼田川の河口で撮ったものです。筆景山や竜王山からの眺めも良いですが、河口付近には小舟が沢山係留されていて雰囲気があります。
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撮影年月:2007年11月 撮影場所:広島県三原市 沼田川河口
PENTAX K10D シグマ70-300DG 120mm(換算180mm) f/6.7 1/4000秒 ISO-200
 
 
こちらも、河口付近の低い位置から撮ったものです。うまく大きな船が通りかかってくれると良いのですが、意外と霧の出る時間帯は船が少なかったりします。霧の濃い日は、警戒艇が出ています。
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撮影年月:2007年12月 撮影場所:広島県三原市 三原湾(沼田川河口)
PENTAX K10D シグマDG70-300 300mm(換算450mm) f/6.7 1/2000秒 ISO-100
 
 
三原の海霧を筆景山中腹から撮影しました。
正面奥が因島、左に因島大橋が見えます。
これだけの霧が発生することは1年の中でも数日しかありません。
大きな船が通ってくれた方が絵になるのですが、なかなかタイミングが合わないものです。
RAW現像時に疑似的に露出を変えた2枚をHDRで仕上げてみました。
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撮影年月:2008年12月 撮影場所:広島県三原市 筆景山中腹
PENTAX K10D シグマ70-300DG 70mm(換算105mm) f/11 1/350秒 ISO-100