霧の海で有名な広島県三次市の高谷山にて撮影した写真です。
2006年頃から5年間に渡り、秋から冬のシーズンに数多くの雲海を撮影しましたが、その中からピックアップしたものを掲載しています。中国山地は雲海の発生確率が高く、特に三次は、川が集まっている地形から湿度が高いために、早朝晴れてさえいれば、ほとんど一年中霧が発生します。雨の後などは、霧が濃すぎて展望台が霧の下に隠されてしまうこともあります。
 
下の写真は、初めて、高谷山に行った頃のものですが、ラッキーなことに、かなり状態の良い雲海が発生していました。
日の出の瞬間にも霧が赤く照らされますが、その後上空の雲の中に太陽が隠れる間際には日の出の瞬間以上に美しい光景が見られます。
東の空だけが晴れていて、上空が雲に覆われている条件だけで見られる光景です。

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撮影年月:2006年1月 撮影場所:広島県三次市高谷山展望台
PENTAX *istDS シグマDC50-200 50mm(換算75mm) f/9.5 1/750秒 ISO-200

 
 
日の出の約1時間前から始まる「かぎろひ」です。北斗七星や月も彩りを添えてくれました。
現像ソフトのレンズ補正機能で過補正をかけることで地平線を実際よりも湾曲させています。

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撮影年月:2007年10月 撮影場所:広島県三次市 高谷山
PENTAX K10D DA12-24F4 12mm(換算18mm) f/4 12.68秒 ISO-400
デジタルカメラマガジン一般投稿部門2008年 1月号 入選

 

 
秋から冬の霧は、多くは夜半から発生し、夜明け前には街を覆い尽くしますが、まれに朝方になっても街の一部が霧の間から見えることがあります。
場合によっては、既に明るさを増した空と街の灯り、そして街の灯りに照らされた霧の競演を見ることもできます。
この写真のようにまるで断面図のように雲海と街灯りを同時に見ることができるのは滅多にないことです。
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撮影年月:2007年12月 撮影場所:広島県三次市 高谷山
PENTAX K10D シグマDC17-70 40mm(換算60mm) f/6.7 61.96秒 ISO-100

 
 
こちらは、いわゆる「天使の梯子」です。
日の出の頃に沢山集まったカメラマンや観光客が一人残らず立ち去った後、一旦雲の中に隠れていた太陽が美しい光芒を雲海の上に落してくれました。
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撮影年月:2008年12月 撮影場所:広島県三次市 高谷山
PENTAX K10D シグマ70-300DG 210mm(換算315mm) f/11 1/125秒 ISO-100
 
 
雪の深い朝、高谷山の展望台も30cmほどの積雪がありました。
空は良く晴れて、日の出を待つ東の空には「かぎろひ」、月も見えています。
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撮影年月:2011年02月 撮影場所:広島県三次市 高谷山
PENTAX K-5 DA12-24F4 16mm(換算24mm) f/5.6 25秒 ISO-100
中国新聞創刊120周年記念事業「わがふるさと 地域の絆」写真展入選 (2012年5月 広島県立美術館に展示)
 
 
晴れ渡った空の下、夜半から発生した霧が三次の街を完全に覆い尽くしました。
夜明けが近づくと東の空から、双子座、火星に続いてほとんど欠けてしまった月が昇ってきました。
右上にはオリオンも輝いています。
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撮影年月:2011年09月 撮影場所:広島県三次市 高谷山
PENTAX K-5 DA FishEye10-17 17mm(換算25mm) f/5.6 185秒 ISO-800
第8回 三次の自然と霧の海作品展 金賞


高谷山展望台には駐車場、トイレがあります。冬季は冬タイヤが必須です。